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雪国の家造り1

June 22, 2016

北国の家造りでは雪の問題は避けて通れません。道路から自分の敷地内に入ってから玄関まで、雪のないところでは、少し長くとって斜めから入るのが良いだのと言われますが、雪国ではそんなカッコつけてる余裕は今はありません。今はと書いたのは、かつては雪国でもそんな(斜め入り)家が結構造られていましたが、それはきっと労働力や時間的余裕が多少あったためではないかと思っています(当事務所でもありました。長き川の家なんか)。核家族になり、夫婦共働きで朝から晩まで忙しく働かないと生活出来ない現代では、雪寄せの負担も出来るだけ少なくて済むよう計画されたほうがいいように感じています。

その上でいかに玄関までのアプローチをデザインするか、いつも悩みに悩む点です。

 

地下水が豊富で将来的に維持管理をしっかり行っていけるのであれば、道路から玄関まで、地下水による融雪装置を設置するのも一つの方法です。地下水そのものはタダですのであとは汲み上げるための電気代ですから、それほどランニングコストはかかりません。現在では床のコンクリートの中にパイピングする無散水の方式が多く取られているようです。散水タイプの場合は水質により床面に色が付く場合がありますし、排水先も考慮に入れておかなければなりません。

それとポンプは配管はいずれは更新が必要になります。

アトリエ105の事例では東台の大屋根。玄関までのアプローチに雪がないのがわかります。

 

でも、この方法は維持管理が将来的にずっとかかってきます。

そこで、当事務所で多いのが屋根をかけちゃうという方法。

 

こちらは作ってしまえばとりあえずランニングコストはかかりません。もちろん建物そのものの維持管理は必要ですが、それは住宅そのものも同じですので、電気代やポンプの更新といったランニングコストがない分気が楽です。

問題はイニシャルコストです。玄関までのアプローチとしてのためだけに設置となると融雪装置より多くの費用がかかってしまいますので、出来るだけ家の屋根を伸ばしたりといった方法でコストがあまりかからず、それでいて外から見たときにみっともないようなデザインをいろいろ考えて設計しています。

 

例として清水町の家秋田東通りの家など。

ちょっと変わったところでは家は道路にくっついているけど、冬は風徐室で夏は解放的な

上町の家

 

雪国での家造りはいろいろ大変です。

 

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