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以前のブログ「ソファに座って」の過去の記事はこちらをご覧ください「ソファに座って

  • 2018年1月22日

最近建てられた建物には24時間稼働しっぱなしの換気扇が付いています。建築基準法により平成15年から施行されてます。人のいない倉庫などにはついてませんが、人が生活したり作業するような居室には取り付けの義務があります。

建物内は人の呼気や煮炊きなどで換気しないと汚れてきます。そのため昔から換気扇は取り付けられてきましたが、特にこちらのような寒冷地だと換気した分屋外の冷気が建物内に入ってきて寒くなるため、止められてしまっている状況が多かったと思います。

止めてしまってもそれほど室内環境に問題を生じたかというとそうでもなくて、それは建物の気密性が良くなかったため、自然に隙間から換気されていたからでしょう。

なんで平成15年から義務化されたのかというと、シックハウス対策でした。

現在造られる住宅はほとんど気密性が高くなっています。ですから換気は重要で、これを人の手によって換気が悪いなあと思ったらスイッチを入れるようにすると、絶対人間て忘れるものなので、24時間ずっとつけっぱなしにしておくべきなのです。

実は我が家は平成7年に建てましたが、24時間換気扇はつけてます。法律の施行によるものではなく、高気密高断熱の建物を計画したので設置しました。24時間365日ずっと動かすということはその機械が何年にも渡って壊れずにいてくれないと大変です。そのため当時どんな換気扇がいいのかをいろいろ調べて、取り付けたのはエアロバーコというスエーデン製の換気扇でした。当時のエアロバーコのカタログには20年経っても同じ部品を提供できるとあったのが決め手でした。

このバーコがお正月前ぐらいから少しカラカラというような音がするようになりました。本当に小さな音ですが、換気扇が1階の脱衣室の天井裏にあり寝室が2階の脱衣室の上から少ししか離れていないため、寝ているとちょっと気になって、寝ている間だけ止めてみました。何日かはそうしてました。

人間て忘れる生き物です。

最近どうも室内が変に臭うなと思うようになり、特にLDKがひどいような気がしましたが、どうしてだろうと思うだけで、思い当たることもなく数日経って、ハタと換気扇を止めたままだったことに気づきました。

換気扇用のスイッチはつけてなかったので、分電盤の換気扇の回路を切っていたので、なおさら気づくのが遅れました。たぶん一週間ぐらいは止まったままだった気がします。でもまあ、だからと言ってなにか害があったということもないのですが。

我が家の換気扇 エアロバーコ

我が家の換気扇エアロバーコ

止めてていいこともありました。朝起きた時の温度がいつもより高く、その分灯油の消費も僅かながら少なくてすみました。

それと、なぜかカラカラという音もなくなりました。


  • 2018年1月20日

昨日今日と春のような天気です。今朝の気温はちょっと下がって大館で-10度ぐらいでしたが、昨日は気温も高くなって道路は乾き、春に見られるように埃も舞いました。

このまま春が来ればいいなあ・・・と思いますが、そうはいかない。来週から大寒波が来て大雪になる予報です。

・・しつこいけど、このまま春になってくれないかなあ!

今日20日11時ごろの我が事務所付近。



新住協(社 新木造住宅技術研究協議会)で発行している「新住協の冬暖かく夏涼しい断熱リフォーム物語」という小冊子が届きました。漫画で断熱リフォームについてわかりやすく説明している冊子で、一般の方にはなかなか気づきにくいことを、格言や四字熟語と絡めながら書いていて読んで面白いものになっています。

これは住宅について書かれていますが、住宅に限らず全ての建物に言えることだと思います。

国はZEH(Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略)推奨していたりで、太陽光発電や省エネルギー機器の推進をしていますが、まずは建物本体の断熱性能をしっかり上げないと、スカスカの建物で省エネルギー機器でいくら暖房や冷房をしても、建物の外に熱がどんどんにげるようではなんにもならないです。

アトリエ105では「大茂内の家」や「神山の家」が断熱耐震同時改修にあたります。

欲しい方には差し上げますので連絡ください。


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