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以前のブログ「ソファに座って」の過去の記事はこちらをご覧ください「ソファに座って


秋田の住宅雑誌JUUの新しい号が出来ました。今回は建築家の自邸という特集もあり、私の家も掲載されています。また作品では「上清水の家」が掲載され、我が家、築22年、「上清水の家」築20年という20年物2件の掲載と相成りました。

セキュリティの問題などで掲載を望まないクライアントさんもいらっしゃって、今回作品として掲載できる住宅がないなあ、でも自邸が載って作品がないのもなんだかなあと思っていたのですが、未練たらしく掲載ではないけど一度見ていただきたい住宅があると編集長に言ったところ「そこでいいんじゃない」ということになり掲載の運びとなりました。

上清水の家」(記事ではS邸)は記事でも触れていますが、本当に築20年には思えないほど綺麗に使っていただいています。ペンキの塗り替えや雨戸の修理などちょっとした補修はご自分でやられています。またおばあちゃんは今年90歳、建てたときに

このモダンにできた家を見て「こりゃ100まで生きられる」と言っていたのが現実になりそうなぐらいお元気です。毎日半階ほど上り下りしなければならない(そのことがスキップフロアにした大きな理由です)普通にはちょっと不便なこの住宅で、そのことが90になっても元気でいられる理由かもしれないと、今回の取材のときに言われ、とってもうれしく思いました。

快く掲載に協力したいただいたSさん、本当にありがとうございます。



秋田県では県産材の需要拡大のために新築住宅での県産材利用やペレットストーブ等の購入に対して支援(補助)をしています。

今年度から最大40万ポイントへ引き上げになりました。秋田県内で住宅を新築しようとする方は県産材の使用やペレットストーブの購入を検討してみたらいかがでしょうか。

具体的に言うと、新築住宅(リフォームや増築は対象外です)の構造材(柱や梁等)や下地材に県産材(スギなど)を使用した場合、床面積により必要使用量が違いますが、20万ポイント。この要件を満たしさらに梁、桁に県産材を50%以上使用した場合は10万ポイントの上乗せ。つまり30万ポイント(30万円相当分の)の県産品か助成金に変えることができます。

床や内装壁、天井などに県産材を使用した場合は20m2〜40m2の場合5万ポイント、40m2以上で10万ポイント。ただし上の構造材、上乗せ分、内装すべての併用はできません。つまり、ここまでで最大30万ポイント。

ペレットストーブ又は薪ストーブの設置や県産材を用いた木製品の購入に合わせて最大10万ポイント。これら全てを合わせて最大40万ポイントの支援が得られます。

詳しくはこちら



工事がほぼ終わった南神明町の家の気密測定を行いました。

結果はこれから送られてきますが、まあまあの数値だったと思います。

アトリエ105で設計する住宅は大型の引戸を多用するので、気密性能がどちらかというとあまり良くない結果になりがちです。しかし、気密性能の数値を気にしたり、デザインを追いすぎてFix(嵌め殺し窓)ばかりにすると、窓拭きが不便になりますし大きく開け放った開放感も出ません。

もちろんデザインは大切だし、写真受けする大きなFixなどにしたい要求は設計者としてはありますが、住宅や建物とは長〜〜く使うものです。いっときのカッコよさに惹かれてそういうデザインにしても、使い勝手が悪ければ後々後悔することになりかねません。デザインや使いかって、予算などをパランス良くするのに日々考えています。


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