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以前のブログ「ソファに座って」の過去の記事はこちらをご覧ください「ソファに座って

更新日:2023年11月17日

11月13日にブログで紹介した旭町の家の冷暖房エネルギー性能計算を北秋田市から東京にしたらどうなるか。


こちらが北秋田市での冷暖房エネルギー性能計算結果



そしてこちらが全く同じ建物を東京として計算した結果


Q1住宅のレベルがLevel-2からLevel-3になり暖房負荷が5490kwhから996kwhにどすんと下がり、逆に冷房負荷は1023kwhから3025kwhにどんと上がりました(右上の表)。これは当然のことですが、右下の暖冷房エネルギー、燃費計算結果を見ると、合計が72,630円から41,648円に下がっています。暖房にかかる費用がいかに高いかがわかります。因みに単価はこの計算ソフト(新住協のQPex)のデフォルト値のままで、実際にはもう少し高いかもしれません。この結果はあくまで計算上のことで実際には使用条件によって変わってきます。


旭町の家では暖房にOMソーラーシステムを導入し太陽光による熱も暖房に利用していますが、晴れる事が少ない当地ではその効果はそれほど大きはないと思われます。



 春より工事が行われていた工場の確認申請に対する完了検査が行われました。今回は構造適判と省エネ適判を受けており、特に省エネに関する検査に時間を要しました。


写真は現場で検査員により空調設備の性能等を書類と整合するかを確認しているところです。




旭町の家を ギャラリー 住宅 にアップしました。


 旭町の家は紹介ページでも書いてますが、6.15WのソーラーパネルとOMソーラーシステムを屋根に乗せ、ソーラーパネルは発電時にパネル下面に発熱することも利用して、パネル下面を流れる熱をOM集熱パネルで増幅し棟ダクトを介して建物内に取り込み、1階の床下に送り込み暖房に利用すると共に(詳しくはこちらをご覧ください)、お湯に変換してお風呂などの給湯に利用しています(詳しくはこちらをご覧ください )。このシステムによって今年の夏のガス代はほぼ基本料のみだったそうです。(ガスは暖房時の加温と給湯に使用しています)


さらに所有するPHEV車にソーラーパネルで発電した電力を充電し、また逆に充電した電力を住宅で使用できるシステムも導入しています。普段ほとんどPHEV車は使用しないとのことで、現在は蓄電池代わりとなっている状況のようです。


日中ソーラーパネルで発電した電力を夜間住宅の照明や煮炊きするIHヒータなどで使用して、天気の良い日はほぼ蓄電した電力で間に合っているそうです。

9月の電気代を見てみると、東北電力から買った電気代が4,304円で売電により東北電力からもらった分が6.375円なので、2,000円ほど利益になりました。


建物の性能では断熱性能はUA値が0.29W/m2KでQ値が0.88W/m2Kとなり、新住協のQ1住宅ランクではLevel-2となりました。アトリエ105で設計した住宅では秋田東通りの家 に次ぐ性能の住宅となりました。



また耐震性は耐震等級2です。

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