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切石の家


4月初めに地鎮祭を行った「切石の家」。地盤が悪かったので地盤の補強工事や隣地との間の土留め工事などがあり、やっと本格的に工事が始まりました。

現在は基礎工事中。

「切石の家」の暖房はヒートポンプにより温水を作り出し、1階は床下用の放熱器、2階は窓下設置のパネルヒーターで行うことになってます。

断熱性能のQ値的には1.0W/m2Kで非常に高い性能ですので、当初は1階床下エアコン1台で1、2階全部の暖房を考えていましたが、2階が車庫の上に乗っていることと、ちょっと南北に長い建物なので、一つのエアコンでは熱の循環がうまくいかないことと、将来的な部屋の利用を考えて、割高とはなりましたがこのようにしました。

1階は床下に暖房機が入る(床暖とは違います)ので、基礎の断熱が壁並みによくないと、熱がどんどん逃げて行ってしまいます。そのため、床下のコンクリートの下全面にも断熱材が入っています。断熱材は防蟻性のあるもので、50mmを一部2枚重ねで使用しています。

下の写真は基礎の配筋の様子です。布基礎となる立ち上がりは両側が断熱材で型枠兼用のものです。

床下コンクリートの下の断熱材と立ち上がりの断熱材は東北資材工業のJリミテッドという基礎工法を使用しています。これはサイズもきっちり加工されてきて、現場で切ったり張ったりが必要なく、並べるだけとういうシステムで、大変合理的です。

土間下の断熱材と立ち上がりの断熱材が完全につながっていて、熱橋ができない、基礎の断熱としては理想的な形状です。


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